韓国のアレルギー表示 — 義務がある側と、ない側
ここは法令を引いてそこで止める、唯一の主題です。確かめられるのは「誰が何を表示しなければならないか」であって、「何が安全か」ではありません。義務がどこで終わるかを正確に知ることが、自分の確認をどこから始めるかを教えてくれます。
包装食品 — 19品目、量の下限なし
韓国の表示規則には、包装食品に必ず書かなければならないアレルギー物質が一覧で定められています。しかも最終製品に含まれる量に関わらず、使われていれば全部表示することになっています。別表の原文を数えると19項目です。
| 表示される物質 | 備考 |
|---|---|
| 卵(家禽類)、牛乳、そば、落花生、大豆、小麦 | 韓国の食卓でいちばんよく出会う六つ |
| さば、かに、えび、いか、貝類(かき・あわび・ムール貝を含む) | さば以外の魚は一覧に入っていない |
| 豚肉、鶏肉、牛肉 | — |
| 桃、トマト | — |
| くるみ、松の実 | それ以外の木の実は一覧に入っていない |
| 亜硫酸類 | 最終製品に二酸化硫黄が1キログラムあたり10ミリグラム以上含まれる場合のみ |
この一覧は「入っていないもの」のほうを読んでください。ごま(つまりごま油やえごま油 — 韓国料理のいたるところに使われます)は入っていません。くるみと松の実以外の木の実、さば以外の魚、ゼラチンも入っていません。ラベルがそれらについて黙っているのは、「入っていない」という意味ではありません。何も言っていないという意味です。
飲食店 — ほとんどの店にこの義務はない
店内で調理して売る食品にアレルギー表示を義務づける規定が届く範囲は、非常に狭く限られています。直営店と加盟店を合わせた店舗数が50以上のフランチャイズで、かつ主に子ども向けの食品を売る店です。その外側 — つまり実際に入るほとんどすべての店 — には、この義務がありません。
- アレルギー表示のないメニューは、規則を破っているのではありません。破るべき規則が初めから存在しません。
- 義務がないことと、気にかけていないことは別です。尋ねれば丁寧に答えてくれる厨房はたくさんあります。ただし尋ねるのはこちらからです。韓国では、店の側から先に聞かれることが習慣になっていません。
- 書いて持っておいてください。韓国語の一文を携帯に入れてカウンターで見せるほうが、混んだ時間に英語で口頭で尋ねるよりずっと伝わります。
ある料理が安全だとは書きません。あなたの厨房、その日、あなたのアレルギーについて、こちらで確かめようがないからです。このページにできるのは、制度上の確認がどこで終わるのかを正確にお見せすることです。
この内容の出どころ
このページの数字はすべて要約ではなく原典で確認したものです。原典で確認できなかったところは、推測で埋めずにその旨を書いています。
よくいただく質問
- 韓国のラベルにごまは表示されますか
- アレルギー物質としては表示されません。規則が挙げる19品目に入っていないからです。ごま油やえごま油は韓国料理で絶えず使われるので、ラベルを当てにする前に知っておく値打ちのある抜け穴です。
- 韓国の飲食店はアレルギーを聞いてくれますか
- たいていは先に聞かれません。注文時に店員が確認する習慣が根づいた国もありますが、韓国ではそれが一般化しておらず、一般の飲食店にはその義務もありません。聞かれるのを待たず、注文の前に自分から言ってください。
- 大手チェーンのメニューには表示がありますか
- 当てはまるのは一つの狭い場合だけです — 主に子ども向けの食品を売る、店舗数50以上のフランチャイズ。それ以外でメニューに表示があるなら、義務ではなく自主的にやっているということです。
